今更ですが、昨年12月の祖母の葬儀ついでに
あちこち行ったり写真撮ったりした函館レポートです。
入院中だった母方の祖母が危ないと最初に聞いたのは7月のことでした。
これが最後になるだろうなと思ったお別れは、私が北海道にいた
2011年の夏に済んでいたので、駆けつけようとは思いませんでした。
その時既に認知症が進んでいて、孫どころか子供のことすら判っていなかったのに
「初対面」の私の顔をしげしげと見て
「可愛いねえ」と言ってくれたのを覚えています。
家族のことを次々と忘れていく中、
「孫が北大入った」ということを最後まで覚えていて
介護ホームの職員さんに自慢していたとも聞きました。
最後まで覚えていたこと、忘れなかったことが
その人にとって一番大事なことだったとは思いませんが。
昔何かの漫画で、本物の記憶喪失と仮病を見分けるには
現金を見せてみればいい、と読んだことがあります。
人間、お金だけは最後まで忘れないのだとか、という話を
ふと思い出しました。
あちこち行ったり写真撮ったりした函館レポートです。
入院中だった母方の祖母が危ないと最初に聞いたのは7月のことでした。
これが最後になるだろうなと思ったお別れは、私が北海道にいた
2011年の夏に済んでいたので、駆けつけようとは思いませんでした。
その時既に認知症が進んでいて、孫どころか子供のことすら判っていなかったのに
「初対面」の私の顔をしげしげと見て
「可愛いねえ」と言ってくれたのを覚えています。
家族のことを次々と忘れていく中、
「孫が北大入った」ということを最後まで覚えていて
介護ホームの職員さんに自慢していたとも聞きました。
最後まで覚えていたこと、忘れなかったことが
その人にとって一番大事なことだったとは思いませんが。
昔何かの漫画で、本物の記憶喪失と仮病を見分けるには
現金を見せてみればいい、と読んだことがあります。
人間、お金だけは最後まで忘れないのだとか、という話を
ふと思い出しました。
その祖母が亡くなったのは11月30日。
すぐに上様に飛行機とホテルを手配してもらい、
防寒シャツと黒タイツを買い込んで
翌日午後に函館入りしました。
初めての函館空港。国際空港だったとは知りませんでした。
着いたらちょうど納棺を終え、棺に花を納めているところに間に合いました。
集まったのは祖母の長男である伯父とその奥さん。
6年前の父の葬儀以来です。ずいぶん老けたように見えました。
長女である母と、私と弟、次女である叔母と旦那さん、その長男である従兄弟。
その晩は葬儀場に泊まり、翌2日、静かに葬儀は終わりました。
日取りがわからないまま、ホテル4泊と帰りの飛行機は5日の予約。
せっかくなのでゆっくり観光でもしていくことにします。
いったんホテルに荷物を置いた後、母・叔母・従兄弟と夕飯に。
横丁を流しているうち、大好物のたちに惹かれてこちらのお店に。
(写真掲載許可済)
ほっけのお刺身なんて初めて食べました。たち天もたちポンも大満足。
翌日、3日は謎の体調不良に見舞われ一回休み。
母達は役所の手続きに追われていた模様。
さて4日、元気になったので気を取り直して観光!だったんですが。
…なんでホテルから徒歩11分の函館駅まで40分かかる。
…なんでホテルから徒歩11分の函館駅まで40分かかる。
雪、降ってきました。吹雪いてきました。やばいです。
⇧この写真を撮って寒い遭難するとツイートした直後、
上様からのメール「心配だ」
開けてみると内容は、大好きなゲームの監督が会社を辞めたというニュース、
監督の今後が心配だとのことでした。
なんてタイムリー。ネタごちそうさまです。これで3ヶ月は愉しめる。
なんとか市電に乗って、郷土資料館へ。
石川啄木をメインとする文学館にも行きました。⇧この写真を撮って寒い遭難するとツイートした直後、
上様からのメール「心配だ」
開けてみると内容は、大好きなゲームの監督が会社を辞めたというニュース、
監督の今後が心配だとのことでした。
なんてタイムリー。ネタごちそうさまです。これで3ヶ月は愉しめる。
なんとか市電に乗って、郷土資料館へ。
子供の頃は純粋に憧れてたものですが、
「ローマ字日記」等で駄目駄目なところを見ても今なら愛しいと思えます。
しかし子供の頃に見なくてよかった、うん。
それから開港記念館(旧イギリス領事館)へ。
当時の意匠を再現した、テレホンカードを使って実際にかけられる公衆電話。
お茶を飲んでいる間にもどんどん雪は積もってきます。
ローヒールパンプスは既にここまでの道中でぐずぐずです。
ああこれからどうなる。明日の飛行機は飛ぶのか(遅れたけど飛びました)
12月頭の函館でこれはないと地元民も言っておりました。
夜は叔母おすすめのトラットリアへ。
店長さん一人で何もかもやってる小さなお店でした。
それから私の泊まっているホテルのバーへ繰り出します。
母と叔母はショートケーキをイメージしたという苺のデザートカクテル。
私は久々にドライ・マティーニ。
きついから味見するなら気をつけてね〜、と思ったら
母はごく若い頃に職場で飲みに連れて行かれて、
これくらいの強いカクテルを飲み干しおじさま方に驚かれたことがあるとか。
知られざる武勇伝でした。
見下ろす窓外は吹雪いたりやんだり。
(ピントや露光の問題ではなく、雪がめまぐるしいのです)
5日、飛行機はやや遅れましたが、お土産買って無事帰って来ました。
なんで函館空港でトンデンファーム?!ここはカールレイモンでしょう!
とか騒いだりしてませんしてません。
バイバイ、お祖母ちゃん。
つぶ貝を見るたびに思い出してるよ。