2015年8月17日月曜日

氷剣の死神の香り

実世界では終戦記念日から二日ですが、ファイナルファンタジー零式に浸かっている人間にとっては本日は嵐の月十七日、ジュデッカ会戦&ビッグブリッジ攻防戦の日であります。これは何かやらずにはいられまい。という訳で、キャラクターのイメージフレグランス第二弾、0組の指揮隊長にして元朱雀四天王、《氷剣の死神》ことクラサメ・スサヤ氏の香りを勝手に作ってみましょう。

ちなみに第一弾は『ドラゴンランス』シリーズの真の主役、《過去と現在の主》レイストリン・マジェーレの香りであります。
http://katyofugetsu.blogspot.jp/2015/01/blog-post_15.html

まずはクラサメ隊長とはどんな方なのか、軽くご紹介しましょう。ごく序盤のシーンなので、零式未プレイの方もネタバレご心配なくどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=NFITsCzelG8

ついでにHD版のコンフィグで再生できる、英語吹き替え版もお見せしましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=aerkzthO6vs

蛇足:他の場面によると、「朱雀四天王」は”The four champions of Rubrum”、《氷剣の死神》は”Ice Reaper”だそうです。日本語でチャンピオンというと優勝者ですが、”champion”には並外れて強い戦士、守護神といった意味があります。エルリックをはじめとする、ムアコックの『エターナル・チャンピオン・シリーズ』なんかもそうですね。

初対面でいきなりこうですし、その後も必要以上に厳しい態度で接する隊長ですが、実は0組の皆を心から大切に思い、遂には彼らを守るために……。

こちらはネタバレですよ!「口うるさい隊長がいたとな」日本語版。
https://www.youtube.com/watch?v=9zBqud68y3c

でもって英語版。
https://www.youtube.com/watch?v=6K4tX3nXZFM

そんなクラサメ隊長にイメージした香りはですね。
まずトップノートでがつんと冷たいミント系を効かせましょう。隠し味にブラックペッパーなどいいかもしれません。そのトップノートが薄れてくると、じわじわとウッド系の香りが包み込んでくる。そんな感じでどうでしょう。

そこでいつものアロマショップへ。
ミント系というと今までスペアミントしか使ったことがなかったんですが、意外なことに、ペパーミントの方が甘い香りでした。名前からしてこちらの方が辛口なのかと思ってたんです。他のミント系も試して見ましたが、一番辛いと感じたのは日本の薄荷でした。



隠し味のブラックペッパー。効いてそうですよね、あのパンチ。



ウッド系というとシダーウッドとかジュニパー、サイプレスとかかなと思ったんですが、なかなかこれという香りが見つかりません。結局落ち着いたのは、こちらも日本の杉でした。和の雰囲気の方ですし、いいかもしれません。



薄荷、ブラックペッパー、杉。果たしてこれらは調和するのか…?
念のため、調停役として薄荷と杉の両方と共通成分を持つユーカリ・グロブリスも用意しました。



さてブレンドです。まずは薄荷を5滴。強烈です。
そこに杉を1、2、3…10滴でやっと香りが立ってきました。
ここでブラックペッパーを一滴。ムエット(試験紙)に付けて様子を見ます。さらに微調整、足しては確かめ、もう一滴…。結果は、

薄荷12〜13:プラックペッパー2:杉20

でまとめました。ユーカリは使わずじまい。
なぁんだ。調停役の必要なんか、最初からなかったみたいですね。
↑(小説版の台詞ネタです)

アロマペンダントに入れてみました。なんとなく氷剣に似てませんか?似てますよね見えますよね。



自分用に、アルコールで希釈したコロンと、旦那用に、アルコールと精製水でさらに割ったオーデコロンを仕立てました。まだ寝かせてないので最終的な仕上がりはわかりませんが、それなりに自分の思い描いた通りにできあがった気がします。

さあ、下旬の北海道帰省>SF大会「米魂」>仙台帰省>軽井沢行きのラッシュを、この香りとともに戦いますよ!

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