2019年9月13日金曜日

公爵の実験室

ウルビーノと言えば国立マルケ美術館(旧公爵宮廷)や
ラファエロの生家など有名な見どころがありますが、
地図をひらけば様々な博物館がひしめいています。
前回、一週間近くもいて見尽くせなかったところを狙って歩きました。

まずはウルビーノ大学の物理学教室。
19世紀の実験・計測器具などが展示されています。

1847-1884のボス、Alessandro Serpieri。
この展示のシンボルマークにもなってます。



天秤。手垢や錆で重さが変わるので、分銅はピンセットで扱いましょう。


アレンビックに蒸留管。

ガリレオの振り子。

カメラ・オブスキュラ。

この辺から電磁気関連。

陰極線の観察器具でしょうか。

音響も楽器もあります(重要)。

 太陽系の模型。

 木星、土星、それぞれの衛星。

内惑星。火星のあたりにいろいろあるのは、もしかして小惑星ケレスとかでしょうか。
(説明は読めませんでした)






天球儀! ザ・浪漫!

ひとしきり見て満足して帰ろうとすると「Another room」に案内されました。

こ、これは……!
かの「公爵の書斎」に描かれた実験器具や楽器の再現コーナーですと!

こちらを元に、

このクラヴィコードが。

これが、


この通り。

天文盤(?)も

この精巧さ。

さらに満足して帰ろうとしたら、訪問帳に一言書いてと(雰囲気で)言われ
日本語と英語でメッセージを残してきました。

さてお次は、「Casa della Poesia」(詩人の家)なる博物館を目指したんですが
…開館時間のはずが閉まってて入れませんでした。

フェンスの隙間からこれだけ撮影。
地図の場所に行っても何もなかったMuseum Graphia(印刷博物館)といっしょに
Googleマップに情報の修正を投稿しました。

空いた午前中はふらふらお散歩です。


突然の空き地。建物の基礎はこんなに深いんですね。

 謎の水没マドンナ。

こちらは化学教室。無機化学一般、薬学、毒物学、 液体クロマトグラフ、スペクトル分析……
学術用語はだいたい語尾が変化するだけなのでわかりやすくていいです。

そろそろお昼なので今日の探検はおしまい。
明日は遠出ですよー。

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