2019年4月29日月曜日

お薬の話

急に暑くなったかと思えば雨が降ると冷え込んだりで
週末はおとなしくしていたのでネタがありません。
こちらの洗剤や薬品でも紹介しましょう。


全自動洗濯機で使える液体洗剤。他もピンクとか紫とかどぎつい色でした。

ソフラン(ゾフラン、みたいな発音になります)も真っ青。

最初に洗剤と間違えて買った漂白剤。見ればわかりそうなものですよね…。
こちらでは使わなさそうですが、持ち帰って使うことにします。

とてもよく落ちるバストイレ洗剤。あまり使うと手が荒れそうです。
ビニール手袋買ったほうがいいかな。

頭痛・生理痛がきつい性質なので、鎮痛剤は欠かせません。
日本ではナロン顆粒(アセトアミノフェン・エテンザミド)を愛用してます。とにかく速く効くという点ではナンバーワンだと思うのですよ。

同じものは手に入らなくても、似たような成分・製剤のものはないかと探したんですが
まずこちらでは薬といえば錠剤で、顆粒は見ません。
アセトアミノフェン剤はドイツでも扱っているらしいのですが、手近な薬局にはありませんでした。

 お勧めされたのがこちら、ブスコパン(ブチルスコポラミン)。
1回1〜2錠、1日6錠まで。効き目穏やかで、ちょっと眠気が来ました。

続いてイブヘキサル(イブプロフェン) 。
ブスコパンよりは強いです。

いつもの薬を日本から送ってもらえたら楽なんですが、薬はそうはいきません。
病院で1ヶ月分処方してもらって、薬剤証明書も出してもらった入眠剤がそろそろ切れるんですがどうしよう。
風邪薬や胃腸薬はしばらく大丈夫そうです。

旦那用に買ったビタミンサプリ。

野菜ジュースもそうですが、ヴィーガン表示徹底してます。
列車や大学周辺でも、ミニトマトだけがぎっしり詰まったタッパーをお弁当にしている人を見ました。思想信条はいいんだが栄養バランス大丈夫?

2019年4月26日金曜日

innocent

ドイツ食生活日記、果汁100%ジュース"innocent"の謎のセンスを紹介します。

最初に買ったのがこちら、オレンジ100%(ohne Früchtfleisch=果肉なし)でした。
オレンジに落書きしてあるのはなんだろう。種じゃないよね。
キャップを見ると…そうか、点目と天使の輪か。なんかかわいい。

可愛いからって、公式リサイクルマークにまで落書きしちゃう。
さらにリサイクルのススメにまで

空になったらどうする?
すごくいい考え:花瓶に使う
いい考え:リサイクルする
まあいい考え:テーブルの脚にする
よくない考え:サーベルタイガーに投げつける(お見せできません)

なんだか味わい深いです。
いろんな種類があって、ラベルの遊びもいくつかあるようなので集めてます。

オレンジとにんじん。

このジュースは
(私の/君の/おばちゃんの)
(お詫び/援助/ご褒美)
・・・
チェックと署名を入れてご利用ください、ということらしいです。

バス車内での建前と本音。
3行目「そこ座らないんですか?」(違うって言って違うって言って違うって言って)
4行目「切符を拝見」(切符を拝見)

スタバにもありました。日本でも売ってくれないかなあ。

りんごとぶどうとラズベリーと梨とザクロと黒すぐりと木いちごと赤ビートとレモンとビタミンC。濃くておいしいです。

赤いジュースに赤じゅうたん。
いいことが書いてあるみたいですが後の怪文書で力尽きました。

オレンジとりんごと白ぶどうとパイナップルとにんじんと桃とマンゴーと梨とMaracuja(不明)とレモンとビタミンC。

ビジネス常套句ビンゴ。
同じことの繰り返しに陥ったら、高らかに「ビンゴ!」と叫んで喝采を浴びよう。
・すぐに必要か
・答えを考える
・作業手順を最適化する 等など。
職場が明るくギスギスしそうですね。点目なら許される。

りんごとキウイときゅうりとレモンとライムとスピルリナエキスと紅花エキスとビタミンC。
だそうですが、きゅうりジュースに甘みと酸味をつけたような味がしました。
一口飲んだ時の旦那の顔が、文字通り (>_<) でした。

「緑色が見える仕組み」
ジュースのラベルで物理学の授業かと思ったら。

こんな色のジュースを作ってしまった理由を説明しているらしいんですが、さっぱり意味不明の怪文書でした。
まあ、緑色ならまだわかります。

* * *

ドイツのメーカーかと思ったら本拠地はロンドンで、1998〜99年に6人で設立してあっという間に国際展開した会社だそうです。

英語版HP   https://www.innocentdrinks.co.uk

最新作は
「新作ができたよ。青いよ。おいしいよ。青いよ。体にいいよ。青いよ。りんごとライムとグァバとココナツウォーターでできてるよ。青いよ。ビタミン強化してあるよ。青いよ。ベン図にも最適だよ。

青いって言ったっけ?」

リプ欄には「青くないよ!」という総突っ込みと「青いよ!」という終わりなき反論。
そういうキャラなのか …なんか愛が芽生えてきました。

ジュース以外のキャラクターグッズがあったらお土産に欲しいです。
フェイスブックにはUSBメモリの写真があったんですが。
好きすぎてこのキャラの刺青入れた人もいるそうです。

明日は何味を買おうかな。

2019年4月22日月曜日

城攻め

4月21日です。
前の週と比べて天候に恵まれ、驚くほど暖かくなりました。
体調も上々ですし、少し歩いてみようと思い立ち、
2キロ半先の動物園へ、森の遊歩道を歩いて向かいました。

Googleマップが「左前方」と案内してくれます。
実は結構な高低差がある山道でした。

1882年の一里塚。この紋章、あとで出てきます。

開けた野原に出ました。
 「ここは作物を栽培している農地です」入らないでね。

空がもう夏の色です。

沢あり、
針葉樹あり。野幌森林公園を思い出します。

動物園につきました。

アルプスマーモット。
旦那が何か悟ってる時の顔に似ています。

鳥類コーナー。
右中段、エナガさんと北海道亜種シマエナガさんが一緒に描いてありますが
こっちにもシマエナガさんがいるのでしょうか。
近所で一度だけ見たエナガさんはノーマルタイプでした。

ダンジョンの入り口ではなくコウモリ館です。

風見オオカミ。

ビーバー池。

周りは地元の人が多く、あまり観光客が来るところではないようで
英語の説明も少なかったんですが
さすがに危険な電気柵は8ヶ国語。
ドイツ語、英語、スペイン(España)、フランス、
ハンガリー、イタリア、ポルトガル、スウェーデンでしょうか(わかりません)

動物園をあとにして次の目的地へ向かいます。
ここでGoogleマップが繋がらなくなりました。ピンチ。
とにかく東に向かえばいいんだ。
太陽を背にして北を向いた状態から右手方向にざくざく進みます。
再びの登り降りの末に。

目標発見!
気力・体力が最大値まで回復しました。

三たび坂を登って…
「お城はこちら」

 城壁を越えて。

着きました! Sparrenburg城!
子供向けに、500個のイースターエッグが隠してあったそうですが
この時点で午後3時だったのでほとんど回収済みだったのでしょう。

こちらが全体図。下から真ん中の塔を見上げたところが

こうなります。
森の一里塚に刻まれていた紋章がこの旗なのです。




選帝侯(Kürfuerst)フリードリヒ・ヴィルヘルム(1640〜1688)
ラテン語の辞書はさすがに持ってきてないので訳せません;;宿題です。

本物のダンジョンです。
陽も差さず暖房も入らない最下層には、再洗礼派のヤン・ファン・ライデン王がヨハン・フォン・クレーフェの虜囚として収監されていたことがあるのだとか。
汗ばむほどの陽気の中、地下から滲み出る空気の冷たかったこと。冬場はいかほど。

さて、来たからには塔に登りますよ。
日差しを遮る厚い石壁の中は冷蔵庫。
木製の階段と、最後は狭い螺旋階段を膝が笑いながら登ります。

やっと出られた頂上。眩しい、暖かい!

てっぺんからの眺め。
旧市街方面。

前後の稜堡(Bastion)。
古城好きには、インテリア計画を立てる人と攻防戦の計画を練る人がいる、と
ジョー・ウォルトン『図書館の魔法』で言ってましたが。
私は後者です。敵をここで足止めして、ここから矢を射かけて、とか
考えだすと止まりませんね。
夢中になって落っこちる前に退散します。


ここで射手が待ち構えるわけですね。(言ってるそばから)


なんだか神々しく撮れたレリーフ。

昨日(1人で博物館)と合わせて3万歩も歩いてるんですが
なんだか元気がありあまってます。
次はどこに行こうかな。