2019年6月30日日曜日

異国の都

一週間を過ごしたウルビーノを発って、今日はフィレンツェに向かいます。
まずバスでペーザロへ。
ペーザロと言うと、ルクレツィア・ボルジアの最初の夫がペーザロ伯爵、
ジョヴァンニ・スフォルツァでしたっけ。影が薄い人の印象しかないです(ひどい)

ここで列車を2時間待ちます。
駅裏に公園があるので一人で歩いて行ってみました。

アッシジの聖フランチェスコ教会(と地図には書いてあった)

ウルバーノ・ミラフローレス公園入り口です。


今日のペーザロの最高気温は32度。
日差しが強いので、長袖のスーツを着て歩いてましたら地元の皆さんに
「うわっなんだこの東洋人やばい」という目で見られました。

公園の中にあるミラフローレス邸。
現在も人が住んでいるらしく「PRIVATE」の札が。


とても乾燥していました。



ペーザロ駅への帰り道、跨線橋の下に鳥の落し物がパッチ状に分布しています。

見上げるとつばめマンションでした。大きくなあれ。

さて戻ってみると列車が25分も遅れています。
ボローニャでの乗り継ぎ列車が25分後なのに。これは終わった。
思えばドイツでも列車を乗り継ごうとすると必ず先の列車が遅れるのでした。
なんの陰謀だ。これがヨーロッパの鉄道の標準なのか。乗り継ぎ時間は1時間以上取れということなのか。

ぶつくさ言ってましたが、結局ボローニャには15分遅れで着きました。
遠くのホームまで荷物抱えてダッシュ。なんとか乗れました。

ほぼ定刻通りに着いたサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からすぐのホテルからの眺めです。
今日のフィレンツェの最高気温、39度。

ここで完全にスイッチが切れた旦那を部屋に置いて、
捕まったら危なそうな屋台がひしめく中を突っ切りながら
近所のショッピングモールのフードコートに夕飯を買いに出ました。

国際色豊かな20以上の出店、客層はいろんな国の労働者に、
いかにもフィレンツェっ子な親子連れに、観光客。
Ravioli Cinesiと訳された餃子と、ピザとキッシュという謎メニューで
元気を出しました。

明日以降も暑いけど歩きますよ!

2019年6月29日土曜日

ウルビーノ、夜景

ウルビーノ最後の夜です。
夕食後に酔い覚ましのお散歩をしました。

















ウルビーノ大学植物園

ウルビーノ7日目。今日はウルビーノ大学植物園に来てみました。

ステンドグラスの入り口。

まいどGoogle航空写真。煉瓦色の中に緑がこんもり。

連日暑いですが木陰の涼しさは格別。

イチョウ。東京都や大阪大学のエンブレムに使われていると紹介がありました。

井戸。


知らない人写っちゃっててごめんなさい。
この左右の部屋では園内を描いた絵画が展示されてました。




ドールハウスのような可愛い温室。

中はサボテンハウスでした。


花弁は白く、真ん中が黄色い睡蓮。涼しそうです。

ん?
……目玉焼き?

「Inconsuetudine」というセラミックアート作品だそうです。
consuetudineが習慣、しきたり(英語のcustam)なので「掟破り」といったところかな。
しかし、アートとは……。


うまく撮れませんでしたがハエジゴクさん。

小学生の頃、インパチェンスと並んでよく育てたコリウス。

明日はウルビーノを発ってフィレンツェへ。
そしてヴェネツィアへと向かいます。
ヴェネツィア近郊のパドヴァ大学には、世界最古の植物園があるそうで
行ってみたくなりました。
最大の敵は暑さですが(明日のフィレンツェの最高気温39度って…)


2019年6月28日金曜日

山の都で晩餐

ウルビーノでの食事の記録です。
(ボローニャでは豪雨のため部屋でサンドイッチを食べてました)

 23日日曜日、Repubblica広場のカフェ。写真入りメニューで安心でした。
 ルッコラとハム。

タリアテッレのラグーソース。

お店の中のジェラートコーナーで頼んだらテーブルに持って来てくれた
Fregola(いちご)アイス。

24日月曜日、Duca Federico広場のリストランテ。
フィレンツェ風カルパッチョ。チーズとアーモンドが香ばしいです。

付け合せのパン。

ほうれんそうのタリアテッレ。
ここまではイタリア語のメニューを解読して注文したんですが。

メインディッシュは見当がつきませんでした。
タリアーニってなんか肉料理だったような、と勘で頼んで当たり。
鶏肉のグリルにルッコラにミニトマト、バルサミコ味でした。

25日火曜日、日曜日と同じお店。
23日と同じもの、ペンネ、カプレーゼを頼んで同席者と分けました。
こちらでは大皿料理をシェアするって文化はないのかとちょっと疑問。

26日水曜日、月曜日と同じお店(ワンパターンですみません)
ドイツの部屋にも遊びに来た旦那のお友達とご一緒しました。
カルパッチョ、タリアテッレはまた同じもの。
メインは……ここで全く見当もつかないものを注文するという大博打に出ました!

じゃじゃーん。大当たりでした。
Brasato agnelli (まだ長々と続く)という料理だそうです。
しっかり巻いてあるテールのような肉は中が柔らかで
ワインが進むコクがありました。

なんの肉か聞いてみたところ、子羊でした。
そうか、AgnelliってAgnusのことか。納得。

サイドディッシュから頼んだトマト料理。
サラダかと思ったらベークドトマトでした。
甘酸っぱくておいしかった。

我ながらチョイスが神がかってると思うんですが
このお店は何を頼んでもおいしいという旦那の説にも一理あります。

ホテルの朝食ビュッフェはこんな感じ。
天気が良く風もないのでいつもテラス席です。

ボタンを押すとその場でパンケーキを焼いてくれる自動パンケーキマシーン!

 こうやって出て来て

ちゃんと綺麗な面が上になって落ちる!えらい!
この機械欲しいなあ。

27日木曜日は大勢の会食だったので料理は撮ってません。
赤はColli Pesaresi、ウルビーノから最も近いアドリア海沿いの街、
ペーザロのワイナリー産でした。
(イタリア語サイト)
https://www.quattrocalici.it/denominazioni/colli-pesaresi-doc/ 

白はウルビーノ近くの山間部の産でした。
https://www.doctorwine.it/degustazioni/note-di-degustazione/bianchello-del-metauro-quasi-una-riscoperta

どちらも地元の、いわば地ワインですね。
どんどん開けられた瓶が来るので、はい、遠慮せずに頂いて
ラベルまで剥がして来ました。

ところでこの Gazza というブランド名、調べてみたらかの
ドイツ語でElster、スペイン語でUraccaのカササギさんでした。
縁があるなあ。

きょうのおやつ。フローズンヨーグルトのベリーソース。