2015年9月11日金曜日

My Homeland(2)

旅程を少し遡りまして、24日に富良野に向かったJRの沿線風景です。
とその前に、母曰く「その辺で拾ってきた枝」と
自作のドライフラワーで作ったスクリーン。
こういうの使ってウェブ素材とか壁紙作るセンスがあったらいいなあ。
挑戦してみようかな。

さて、最寄りの駅で4日間札幌−富良野−旭川間乗り降り放題の切符を買って
一旦札幌に出てから特急で滝川へ。

東滝川辺りの水田。品種はゆめぴりかでしょうか。

乗り換えまして富良野に向かいます。

野花南(のかなん)の駅。
地名の由来は知りません。
知ることは無上の快楽です。
しかも現代はなんでも検索一発で分かってしまう時代です。
それ故に、あえて知らないままにしておくという禁欲、それもまた贅沢…
なんてことをその時考えてたわけではなく、ああもう稲穂がこんなに垂れてるなあとか
蕎麦畑を見るのは久々だなあとか

(この辺りは蕎麦の産地でもあります。幌加内そば、聞いたことありませんか?)
ぼんやりと風景に見入っておりました。

農業に関わる職に就いていたこともあり、なんだか無性に広々とした農地が見たくなりました。関東の住宅地でも突然水田があったり果樹園に出くわしたりしますが、あんなミニチュアでは食べた気がしないのですよ。仙台までの高速沿いにも田畑はありますが、なんだか区画の取り方がちっちゃかったり、山だらけで風通しが悪そうだなあとか感じちゃって全然満足できないのですよ。

贅沢な、たっぷりとした空間に餓えていたことにこの時気がつきました。砂漠や宇宙空間じゃなくて、生きている空間。収穫が近づく畑。日差しの中でゆっくりと枯れながら、種子や地下茎に栄養を渡していく茎葉。防風林や農道で区切られた圃場の一枚一枚が違う色。圧迫感を与えるほど近くない、遠くに青く霞む山並み。

ということを母に叫んだら、じゃあ25日は美瑛に行こうという話になりました。

その前にカンパーナ六花亭。
http://www.rokkatei.co.jp/facilities/campana/

限定商品、長いものシフォンケーキもありましたが、賞味期限が短くお土産にはできませんでした。(買って帰ってすぐ食べました)
綿引幸造氏の写真ギャラリーもありました。
そして青天井の下に広がる生の風景。これ、これです。

ワイン用の葡萄は棚ではなくこういう形に作ります。

写真を撮ってる自分のシルエットが左下に写っています(笑)

駅前に戻り、美瑛行きの列車を待ちます。
朝食がたっぷりだったので、お昼は軽くパンケーキ。
ドラマは一度も見たことないのに「北の国から」記念館に行ってみたり。
「風のガーデン」も同名のドラマの撮影地だったそうですが、こちらも観てなくてすみません。

さて美瑛です。夏も終わりの平日だというのに、観光タクシー大人気。
20分待ちでやっと回ってきたところで、相乗りの申し出が。
名所を回るだけですし、半額になるしということで承諾。
上海から来たという中国人の若い女性二人連れでした。

だだっ広さで言ったら中国の方がはるかに上でしょうに、
なんでこんなところまで畑を見に来るのかなーと思いましたが
中国の農村地帯はきっと観光化されてなくて、ホテルもレストランもないんでしょうね。

はい畑です。ゆるくうねる丘の一つ一つに作物が育っています。




馬鈴薯、大豆、もう収穫済みの小麦、甜菜なんて本当に久しぶりに見たなあ。

右下のプラ箱は「ナガヤマ」と書いてあるようです。

今から散布しているあの白い粉はなんでしょう。石灰かなあ。
タクシーの運転手さんと農業話をしつつ、あっという間の1時間。
旭川までの乗り継ぎ列車にちょうどいいと思っていたら、この時期平日はおやすみでしたノロッコ号;;
駅舎でゆるゆる休憩し、1時間後に旭川行き普通列車。旭川からはL特急で札幌へ。
東急の「魚一心」でお寿司を食べて帰りました。ああ満足。

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