おしりの白いマルハナバチ。
本来日本には生息しない外来生物なんですが
もうかなり前から、これ以外のマルハナバチを見た覚えがありません。
本来日本には生息しない外来生物なんですが
もうかなり前から、これ以外のマルハナバチを見た覚えがありません。
シクラメンのキンケクチブトゾウムシのような害虫と違って、
ハウストマトの受粉のために連れて来られた働き者です。
用が済んだら処分してくださいと言われても忍びなく、
外に逃がしてしまった農家さんの気持ちも分かります。
しかしこれが野外に定着することで、
日本に元からいたマルハナバチの生存が脅かされたり
盗蜜(花の受粉をせずに蜜だけ持っていくこと)で
絶滅しかかっている花があるなど深刻な問題になっています。
ハウストマトの受粉のために連れて来られた働き者です。
用が済んだら処分してくださいと言われても忍びなく、
外に逃がしてしまった農家さんの気持ちも分かります。
しかしこれが野外に定着することで、
日本に元からいたマルハナバチの生存が脅かされたり
盗蜜(花の受粉をせずに蜜だけ持っていくこと)で
絶滅しかかっている花があるなど深刻な問題になっています。
一方で、古くから蜂蜜生産のために働かされている
同じく外来種のセイヨウミツバチ。
こちらが野外で問題になってるって話は聞きませんね。
同じく外来種のセイヨウミツバチ。
こちらが野外で問題になってるって話は聞きませんね。
答えは日本のスズメバチとニホンミツバチの戦術にありました。
大型で肉食のスズメバチは、
ミツバチの巣を襲って皆殺しにしてしまうことがありますが
ニホンミツバチは小さいながらスズメバチにたかって
団子状になり、ぶんぶんと体温を上げて
熱でスズメバチを殺してしまうという必殺技を持っています。
セイヨウミツバチはそのような技がないので
野外で巣を作っても生き延びられないのですね。
結果として、天敵が在来種を守っていると言う希有な例でした。
大型で肉食のスズメバチは、
ミツバチの巣を襲って皆殺しにしてしまうことがありますが
ニホンミツバチは小さいながらスズメバチにたかって
団子状になり、ぶんぶんと体温を上げて
熱でスズメバチを殺してしまうという必殺技を持っています。
セイヨウミツバチはそのような技がないので
野外で巣を作っても生き延びられないのですね。
結果として、天敵が在来種を守っていると言う希有な例でした。