2019年5月18日土曜日

司教と皇帝

大聖堂は満喫しました。
ケルン滞在予定時間はあと4時間半。
見てみたい美術館や博物館はいくらでもあるのですが、
ここは大聖堂の威容をひきずったまま、宗教画がメインのヴァルラーフ美術館を目指します。

途中で見かけた、黄金の翼持つ乗用車。
何の看板だろう。

実は大聖堂からヴァルラーフ美術館への途上ではなく、盛大に道を間違えていることなど調べ上げてはいけませんよ。いいですね。

さて宗教画メインと書きましたが、3フロアの展示室のうち1フロア、2階がほぼ宗教画でした。
ケルンが発祥の地とされる聖ウルスラ伝説にちなんだ作品が多かったです。

印象に残った作品メモなど。

Honthorst "Adoration of the Christ Child"
https://en.wikipedia.org/wiki/Adoration_of_the_Christ_Child_(Honthorst)

Crayer "アレクサンダーとディオゲネス"
Jordaens "プロメテウス"
https://4travel.jp/travelogue/11421111

Coorte "Still-Life with Strawberries in an Earthware Pot"
お土産の絵葉書より。学芸員さんによる解説が力入ってました。

 Craesz "Still Life"
グラス、銀器、レモンそれぞれの質感にうっとりしました。

Lenbachの、このイケオジ誰だと思います?
かの「鉄血宰相」ビスマルクだそうです。
こんなに上品な風貌の人だったとは。

満足して大聖堂方面へ戻る途中の
ケルン大司教の胸像。

2時半を回り、お腹もすいてきたので大聖堂の前の入りやすそうなカフェに向かいます。
テラス席もありましたが、小雨がやんだとはいえまだ体が冷えていたので中の席へ。
ガラス張りで大聖堂がよく見えるテーブルがちょうど空いていました。
ティーバッグ受け皿まで花が咲いてます。

大ぶりのカップにたっぷりの紅茶。

アップルシュトゥルーデルのバニラソース。
ケーキもソースも温かくて暖まりました。大満足。

ウェイトレスさんにチップを渡したら「arigato」と返ってきました。
日本人だってバレてる?

あとで知ったんですが「地球の歩き方 ドイツ」で紹介されてるお店で、アップルシュトゥルーデルを頼んだ方の口コミまで載っていました。

大聖堂の塔のてっぺんの装飾と同じ物だそうです。

それからお土産を買って、残り時間1時間少々。
ローマゲルマン博物館は閉館間際。
ライン川を渡って、列車の窓から見た皇帝騎馬像を見てくることにしました。

西岸の公園で、バグパイプらしい楽器を演奏していた人。

西岸、ヴィルヘルム2世。

鉄道も走る橋です。
フェンスにびっしりついてる錠前はカップルが長続きするおまじないだったかな。

風のない静かな川面に遊覧船。

東岸、ヴィルヘルム1世。
互いに背を向けているのは仲が悪いのか、それとも外敵を見張っているのか。

大聖堂を振り返ります。
雨がやんで日が射し始めてからすっかり暖かくなりました。

ゆったり大聖堂と駅方面に戻ったところで、シャボン玉パフォーマンス。
ループ状のロープを使って、人間大のシャボン玉。

細かいループだと、一度にこんなにたくさん作れます。

行きも帰りも普通列車で座ってこれました。いい一日。

明日はお土産紹介いきます。

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